極北カナダ・ユーコン準州より、野生動物の撮影活動や極北での暮らしについて綴っています。

2013年11月24日日曜日

フォックスファイヤー・カメラザック レビュー

フォックスファイヤーのウェブサイトにて、愛用中の同社カメラザックのレビュー記事が掲載されました。トレッキング/ハイキングをしながら軽快な撮影が出来るカメラザックをお探しの方はご一読下さい。

ビューマスター40L フィールドレポート

Photo Courtesy of  Yojiro Sato

2013年7月30日火曜日

Foxfireブログ 【熊魂(ユーコン)通信】Vol.13公開

Foxfire(フォックスファイヤー)のブログにて【熊魂(ユーコン)通信】vol.13が公開されました。
前回のハクトウワシの営巣の後日談などお伝えしています。

2013年7月4日木曜日

2013年6月3日月曜日

Foxfireブログ 【熊魂(ユーコン)通信】Vol.11公開

Foxfire(フォックスファイヤー)のブログにて【熊魂(ユーコン)通信】vol.11が公開されました。
【犬ぞり】のお話さらに続きます。

去る5月28日、新宿でのスライドトークショー無事終了しました。ご来場頂いた皆さまありがとうございました。イベント開催にあたりお力を貸して下さった皆さま、特に写真家・秦達夫氏と株式会社ティムコ(フォックスファイヤー)ならびにクラブツーリズム株式会社の皆さまに心から御礼申し上げます。

次回帰国時には写真展開催を目標に更に精進してまいります。

2013年5月27日月曜日

Foxfireブログ 【熊魂(ユーコン)通信】Vol.9 & vol.10公開

Foxfire(フォックスファイヤー)のブログにて【熊魂(ユーコン)通信】vol.9vol.10が公開されました。
昨冬の出来事、ユーコンの冬と言えば【犬ぞり】に関するお話です。

明日5月28日は東京でスライドトークショーを行います。満員御礼だそうです。ご来場頂く皆様に楽しんで頂けるよう頑張ります。

2013年4月18日木曜日

スライドトークショー開催のお知らせ

来月(5月)、3年3ヶ月ぶりに日本へ一時帰国するのですが、滞在中に東京でスライドトークショーを行うことになりました。
友人である写真家の秦達夫さんとのトークセッション形式です。
秦さんとは6~7年のお付き合いになるかと思います。
今や人気作家である秦さんですが、そんな彼と一緒にイベント出来るなんて夢にも思いませんでした。
これも全て秦さん始め日本で応援して動いて下さった皆さまのおかげです。
ありがとうございます!
写真家 秦達夫 Official Site
以下詳細です。
平日ですが夜なので仕事帰りでも大丈夫です。
参加費無料ですが要予約なのでオンラインまたは電話にて予約をお願いします。

◆開催◆2013年5月28日(火)
18:30~20:00(90分間)※開場18:00
◆会場◆クラブツーリズム(新宿アイランドウィング B1F)
◆参加費◆参加無料・要予約
◆定員◆ 約50名
◆お申込み◆クラブツーリズム
TEL:03-5323-6990(コース番号IC2102-990とお伝え下さい)
クラブツーリズム申し込みページ

秦さんと花谷は二人ともアウトドアブランドFoxfire(フォックスファイヤー)のフィールドスタッフです。
こちらはFoxfireでのイベント告知です。
動物・風景写真家が世界観を語る 秦達夫×花谷タケシ 「スライド&トークショー」開催案内



皆さまのお越しをお待ちしております。

2013年1月2日水曜日

Happy New Year 2013

冬至の日の出。極北の暗く長い冬も折り返し点を過ぎました。


あけましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。

私にとっての2012年は・・・充実していたようでもあり、しかし物足りなさを大いに感じる年でした。

今年の抱負。
『情熱の軸はブレることなく、しかし少しやり方を変えてみよう』
です。

皆様にとってもよき一年となりますように。

花谷 タケシ


・・・今年はこのブログももう少し頻繁に更新出来るように頑張ります。。。

2012年11月12日月曜日

2012年8月28日火曜日

Foxfireブログ 【熊魂(ユーコン)通信】Vol.5公開

Foxfire(フォックスファイヤー)のブログにて【熊魂(ユーコン)通信】Vol.5が公開されました。
今回はホワイトホースから近い南東アラスカの二つの港町、ヘインズ【Haines】とスキャグウェイ【Skagway】の紹介です。

2012年6月28日木曜日

Yukon River Quest 2012

2月に散々盛り上がった犬ぞりレース【Yukon Quest】から数ヶ月、夏が訪れたユーコンではもう一つの【Quest】が始まりました。
カヌーイスト憧れの大河ユーコン川を私の住む町ホワイトホースから約740km先のドーソンシティまで競うレースでユーコンの夏の風物詩となっています。

昨年のレースには友人二人がタンデムカヌー(二人乗り)で出場し無事完走しましたが、今年も現地在住の日本人&日系人女性4人+日本からの男性3人がVoyageur Canoeという大型艇で出場しています。

昨日(6月27日)正午のスタートを見に行ってきました。

出廷する日本人チーム
陸地から一斉にスタートし、川岸に並べられた自分たちの艇まで走っていってスタートです。日本人チームのゼッケンは37番、チーム名【EcoChallenge】。彼らも元気に出廷していきました。
今年のレースではチームの現在位置をGPSユニットを使って地図上で確認できるようになっています。こちらで確認しながら全員が元気で無事にゴール出来るよう応援しています。


正午のスタートということでスタート地点には大勢の観客が集まりました。ここに住む人たちにはカヌーやカヤックは大変身近なアクティビティで、集まった人々の顔を見ているとみんな本当にこういうことが好きなんだなと感じます。

スタートを見送りに川岸に押し寄せた観客


最後のチームも無事出廷

通常の川旅であればのんびり2週間ほどかけて下る距離ですが、レースということで丸2日ほどで漕ぎ切ってしまいます。というわけで明日にはゴールでしょうか。

以前はいつか出てみたいと思っていましたが、出た人の話しを聞くとまるで苦行のようだし、2日で下ってしまうのはもったいない気がするので、今ではいつか普通にのんびり下りたいなと思っています。


2012年5月30日水曜日

Foxfireブログ 【熊魂(ユーコン)通信】Vol.2公開

Foxfire(フォックスファイヤー)のブログにて【熊魂(ユーコン)通信】Vol.2が公開されました。
今回はユーコンに春を告げる白鳥の話題です。
ユーコンも随分と暖かくなりました。動物が活動的になっているのでこちらも精力的に活動開始です。

2012年5月3日木曜日

Foxfireブログにて【熊魂(ユーコン)通信】連載スタート

先日、日本のアウトドア・ブランド『Foxfire/フォックスファイヤー』フィールドスタッフになったことをお伝えしましたが、同社のブログで定期的にレポートを寄稿することになりました。
題して【熊魂(ユーコン)通信】
こちら極北カナダの環境や生活、撮影裏話などを紹介していきたいと思っています。
一~二週間に一度寄稿していく予定ですので更新がありましたらこちらでもお知らせしていきます。

2012年4月15日日曜日

ドールシープ 【Dall sheep】

先日、一泊二日でドールシープ【Dall sheep】という野生の羊の撮影に行ってきました。
今回は同じ町に住む写真家の友人と共に出掛けました。場所は世界遺産でもあるクルアーニー国立公園【Kluane National Park】。この国立公園にドールシープ【Dall sheep】が多数生息する山があることは以前から知っており、ずっと撮りに行きたいと思っていましたがようやく実現しました。しかも今回一緒に行った友人は長年ドールシープ【Dall sheep】を撮り続けており、この場所は彼にとって庭のようなもの。心強い相棒です。

以前カナディアン・ロッキーに住んでいた頃に近縁種であるビッグホーンシープ【Bighorn sheep】の写真は沢山撮りましたが、極北地域に住む真っ白なドールシープ【Dall sheep】はかなり標高の高いところに生息するため、これまでははるか山の上に白い点々として認識できる程度の写真しか撮れませんでした。どんな動物も初めて近くで撮る時には興奮します。今回久々に新鮮な感覚でした。

ドールシープ【Dall sheep】を撮り続けている友人が今回撮りたかったショットは・・・オーロラとドールシープ【Dall sheep】。長時間露光が必要なオーロラと動物を一緒に撮るというのはなかなか至難の業です。しかし私もデジタルに移行したときから同じことを考えてきました。フイルムの頃と比べて現在のデジタルでは高感度性能が格段に上がっているので、フイルムでは撮れなかった写真を撮れる可能性が出てきました。長年フイルムにこだわり続けてきた私がようやくデジタルに移行したのもこの『新たな可能性』に移行するだけの魅力を感じ始めたからでした。
さて今回の撮影結果は・・・


昼頃に山の麓に到着。トレイルの無い急峻な斜面を登らねばならないので、互いの装備を確認して必要最低限に絞り込みます。オーロラも狙うため徹夜覚悟ですが、まだ夜は氷点下まで冷え込むため二人でテント一つ、各自寝袋とスリーピングマット一つずつ、調理器具は持たずスナックのみにして登りました。

二時間近く登った頃でしょうか、ようやくシープのいる辺りまで辿り着きました。斜面の何ヶ所かに十数頭ずつの群れが見えるのですが、まず出会ったのはメスと子どもたちの群れ。





彼らの生活環境を目の当たりにすると、たいして植物も無く足場の悪いこんな斜面でよくも生きていけるものだとつくづく感心します。
存分に撮影した後、テントを張る予定の場所までもう一頑張り。なるべく水平なところを探しましたが結局見付からず諦めて斜面にテント設営。
ようやく荷物を降ろして再び撮影へ。今度はオスの群れを発見。


こちらが立派な角のオス


しばし撮影のあと、テントに戻ってスナックをかじりながら夜に向けての作戦会議。
オーロラを背景に撮影するにはオーロラの出る確立が高い“北”にレンズを向ける必要があります。数日前が満月だったので月明かりを当てにはしていましたが、明るさが十分でないとシープが写らないので最悪の場合でもシルエットとして写せるようにシープの後ろに空が来るアングルを探さねばなりません。暗くなる前に準備を整えないといけないので午後7時過ぎ行動開始。そのまま撮影場所での徹夜も想定し、寝袋とマットを持っていきました。座り込んで休む体制に入った群れに二人で少しずつ接近。ベストなアングルを求めて移動しつつ距離を詰めますが、近付き過ぎるとシープが嫌がって立ち上がり移動してしまいます。間合いが非常に難しく、ようやく納得のいくセッティングが整ったときにはテントからかなり離れており、しかもかなりの急斜面。だんだん暗くなってきたので寝袋とマットを取り出しオーロラの出現を待つ持久戦の始まり。
事前のリサーチでオーロラ予報は【強】(Enhanced)、天気は快晴。期待が高まります。待つこと数時間、午前0時頃、ようやくぼんやりとオーロラが見え始めました。


何とか撮れたオーロラ背景のドールシープ


 しかし残念なことにこの夜のオーロラは爆発することなくぼんやりのまま消えてしまい二度と現れませんでした。月も昇る前だったのでシープはシルエットでしか写せませんでした。月の出は午前3時過ぎ。かなりの好条件が揃ってはいたのですが全てがベストには揃いませんでした。簡単に撮れてしまうようではやり甲斐もありませんが。。。足場の悪い急斜面で闇夜を迎えたため結局テントに戻ることは出来ず、寝袋に潜り込んでもズルズルと徐々に滑り落ちてしまうため、一睡も出来ぬまま凍える夜を過ごしました。朝焼けを背景に撮影のあとようやくテントに戻り、再びスナックで空腹を満たしたあとそのまま下山。眠気に負けてそれ以上撮影の気力も無く帰路に着きました。

夜は長かったのでちょっと遊んでみました。連続撮影を繋ぎ合わせた動画です。




大変でしたが面白い挑戦でした。懲りずにまたチャレンジしたいと思います。