極北カナダ・ユーコン準州より、野生動物の撮影活動や極北での暮らしについて綴っています。

2012年2月10日金曜日

復活

「なんで今更・・・」そんな思いに駆られています。現在日本で開催中のカメラショー「CP+」で各メーカーから新製品が発表されました。その中でもワクワクせずにいられなかった機種があります。オリンパス【OM-D E-M5】。私が数年前まで使い続けていたフイルム一眼レフカメラ【OMシリーズ】をデジタルで蘇えらせたようなモデルです。





オリンパス【OM-D E-M5】

フイルムカメラでもオートフォーカスや自動露出、ズームレンズが当たり前の時代に、自分にとって最も重要な機能は最新の自動化ではなく『小型軽量でいて堅牢であること』だと気付き、キヤノンからオリンパスに乗り替えた経緯があります。中古で高校生のころ気になっていた【OM-2 SPOT/PROGRAM】という機種を入手して使い始め、すごく気に入ったので生産終了間近だった最終モデル【OM-3Ti】を購入し、その後も中古で【OM-4Ti Black】と【M-1】を買い足し惚れ込んで使っていました。

一番右がOM-3Ti。ユーコンやアラスカで常に行動を共にした愛機。

フイルムにこだわり使い続けていましたがデジタル化の流れには逆らえずデジタルへ移行する際、現行で最も自分の要望にあったモデルを再検討し、オリンパスには見合った機種がなく今後の方向性も不透明だったためペンタックスに乗り替えました。そして今頃になって僕が望んでいたような機種が出てきたのです。しかしフイルム時代の【OM】と最も異なる部分は、ファインダーが光学式ではなく液晶であること。形は「一眼レフ」っぽいけれど、中身は最近流行の「ミラーレス一眼」だということです。液晶ファインダーを否定はしないけれどまだまだ発展途上なので信頼出来ないというのが正直なところ。それ以外は今オリンパスが持てる技術の全てを注ぎ込んだとも言える内容なので非常に魅力的です。もし今でもオリンパスを使い続けていたなら液晶ファインダーといえどトライしていたことでしょう。レンズ・ラインナップはまだまだなので大問題ですが。
オリンパスは会社が大変な時です。社員さんは頑張っているので応援したいですね。

再びメーカーを乗り替えるつもりは無いので私はリコーと一緒になったペンタックスの今後に期待して祈ります。

余談ですが先日壊れた私の車も復活しました。修理代でこのカメラを買えていた…なんていう事実は気付かない方が幸せ。。。

1 件のコメント:

  1. こんにちは、こがいです。

    実機、チェックしてきましたがかなり良いです。

    ニュージーランドで使ってCP+でリポートしたカメラマンに聴いたところ、フォーサーズのレンズ群もストレスなく使えたとのこと。

    フィールドで使うのが楽しみです。

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